終活ブログ

50代がんサバイバー主婦の終活ノート/家計と生活整理ブログ

【終活日記】自由に使える時間は意外と短い。だから毎日を丁寧に過ごしたい

健康寿命と平均寿命の違い知っていますか?

健康寿命(けんこうじゅみょう)って言葉、最近よく耳にするようになりました。

健康寿命と平均寿命(へいきんじゅみょう)の違い、まとめてみました。

まず数字のデータだけを切り取ってみますね。

2016年は男性72.14歳、女性74.79歳

出典元:日本経済新聞

という数字が出ています。

では、平均寿命はというと。

平成 29 年簡易生命表によると、男の平均寿命は 81.09 年、女の平均寿命は 87.26 年とな
り前年と比較して男は 0.11 年、女は 0.13 年上回っている。

29年簡易生命表の概況(厚労省)ページから引用

数字だけでは他人事のように感じると思いますので、文章にしてみますね。

健康寿命は、介護や、治療などの制限がない生活を送ることができる期間を差します。
それに対して平均寿命は、命の期間。

男性の平均寿命が81歳、女性が87歳と、日本は世界一長寿国と言われています。

しかし、制限なく日常生活が送れる期間との差は、男性9年、女性13年!と、いう結果です。

昔は、平均寿命だけでしたが、最近では健康寿命と、平均寿命の期間の差についての研究や調査が行われるようになりました。

2つの期間を比較できるようになって、元気で制限なく動ける時間が、意外と少ない事がわかります。

命の時間は世界一だったとしても、10年間は介護や治療を受けながら、年を重ねていく自分を想像してみてください。

「お金」「健康」「助けてくれる人」など色々と思い浮かぶことがあるのではないでしょうか?

ちなみに・・
健康寿命は3年毎にレポートが発表されており、2016年が最新ですが、今年2019年にアップデートされます。

平均寿命については、厚労省のホームページで簡易表が作成されていますので誰でも閲覧できます。
※現在は2018年が最新版

健康寿命が延びて何が良いの?

健康寿命が延びればQOL(人生の質)が高まります。

もし、旅行の日数や旅行先での食べ物に制限があったら?と考えてみると、なぜ健康寿命が大切なのかがイメージしやすいと思います。

私が健康寿命について知ったキッカケは終活カウンセラー協会の講座でした。

健康寿命に関しては、個人差も大きいし(ある程度までは)伸ばすことができる、というのを知って、40代半ばでしたがそれからは健康に気を使うようになりました。

先のデータを見ると、3年前と比べて健康寿命は男性の場合は約1年も伸びたという結果が出ました。

女性でも6か月近く伸びています。

世の中の動きも、健康寿命を意識してか、早いうちからの健康づくりに取り組んでいる人が増えたことがうかがえます。

これは個人的な意見ですが、受動喫煙に対して、真剣に取り組みをすれば、健康寿命はより延びると思います。

本当の意味で自由に使える時間は短い

自分に日常生活の制限がなかったとしても、家族に制限があれば、自由に行動できる期間は、絞られます。

親の介護、子供の介護、夫の介護など、50歳前後になると、何かしら時間の制限、環境の制限の中でやりくりしなくてはなりません。

私の場合は、40歳で母の介護を始め、4年後に母を見送った後も、遺品整理で1年費やしました。

関東と中部なので、行き来しながらの5年間、相当疲労が溜まり、自宅に帰っても数日は布団から起きられず、当時は汚ウチ状態だったんです。

介護期間、中学生、高校生だった子供たちにとっては月の半分母親がいない暮らしを余儀なくされます。
受験期の長女に泣かれた時は、母と子供の板挟みで、自分の体は一つしかなく、どちらを選択したらいいのか、人生で一番悩み、もがきました。

ドラえもんも、パーマンもいない(笑)

普通は同居して介護や療養を支えるものですが、私の場合は遠距離でしか、介護が出来ませんでした。

ほとんど自分の時間はない状態で、究極まで追い込まれる経験をしたからこそ、今、自由に使える一日が本当にどれほど貴重か、よくわかっています。

もちろん、体調など日によってダラダラ~~としますし、もう一度アレをやれと言われたら、できません(泣)と言います。

でも、ダラダラできる事が幸せだ、と意識するだけでも、今日の経験に「幸せ」が積み重なるので、エンディングノートは、一度書いてみるのをおススメします。

書き方などは、随時更新していこうと思います。